みなさんこんにちはTagです。今回は「ドイツへ留学したいけどどこを受験しよう?」と迷っている皆さんリューベック音楽大学(Musikhochschule Lübeck)の情報をお届けします。大学の特徴や入試内容などが記載されているので留学先の大学を選ぶ参考になれば嬉しいです。
※この記事は2022年5月時点の情報です。

Contents
概要

1911年、リューベックでは民間主導で専門的な音楽教育が行われるようになりました。フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディがライプツィヒに設立したドイツ初の音楽院にならい、ピアノ教師ルイーゼ・カイベルがリューベック音楽院を開校しました。
1973年にシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州が、この唯一の音楽専門教育機関を大学に昇格させるまで、歴史の中で何度も地位と名前を変わりました。作曲家のフーゴー・ディストラーをはじめとする優れた芸術家が、で国際的に認知された音楽大学として、発展していくための基礎を築きました。
ウェブサイト: Musikhochschule Lübeck
アクセス
住所:
Große Petersgrube 21, 23552 Lübeck
最寄り駅:
バス(1,2,5,6,7,9,15,16)
Kohlmarkt停留所から徒歩3分
バス(3,12,30,40)
Untertrave停留所から徒歩4分
コース
リューベック音楽大学には修士号取得のために1つのコースが準備されています。
Gesang(声楽科-修士)
リューベック音楽大学の声楽トレーニングは、音楽劇、コンサート、歌の解釈という、現在のプロフェッショナルな3つの重要な柱を対象にしています。学生はプログラム修了後にレパートリーが広がっているだけでなく、少なくとも1つの分野で特別な技能を身につけ、特に芸術的表現において独自のアイデアやコンセプトを発展させている必要があります。修了生はこうした芸術的なコンセプトを舞台上で表現するだけでなく、素人や専門家に対しても表現できるようになる必要があります。そのためには、統合された人格が必要です。修士課程修了後も、新たなレパートリーや活動分野を開拓するために、自主的にプロフィールの作成に取り組むことが望ましいとされています。
Gesang(声楽科-修士)はオペラ、オラトリオ、歌曲の分野でプロフェッショナルになるための開発を促進します。これは芸術的なクオリティだけでなく、音楽界で独立した存在として必要なスキルも含まれます。ここでは個人の得意・不得意を考慮し、多様な経験の機会を提供することが大学の課題であると考えています。1対1の集中的な授業によって提供される非常に個別な配慮は、芸術的な成長とともに、幅広い分野の能力を促進することを保証します。
(ウェブサイトを参考・翻訳)
オペラ、オラトリオ、歌曲とコースが分かれていないため、ジャンルにこだわらず幅広く学ぶことができます。また、1対1の集中的な授業の提供を掲げているため個人の長所・短所を配慮の上、その人に合った教育を享受することができるでしょう。
教員一覧
オーストリアやドイツの大学ではほとんどの大学のウェブサイトに教員の連絡先が記載されています。こちらを参考にVorsingenなど申し込んでみてください。こちらのリンクから大学のホームページを開き、「Fach」→「Gesang」を選択してください。

入試曲目・内容
・最低45分以上の難易度の高いプログラムを準備。
異なる様式の時代から作品を選び、20世紀/21世紀から1作品ずつ選ぶこと。
・テキストプレゼンテーション
準備した暗譜による散文または詩の発表と、直前に配布されたテキストの朗読。
選曲の指定が少ないため、自身の得意な分野を中心にプログラムを構成することができます。直前に配布されたテキストの朗読が課題になっているため、語学力の高さが重要になります。
外国人受験者は適性試験の一環として、ドイツ語試験(レベルB2)を受ける必要があります。テストは通常、実技試験の日に行われます。
学費
リューベック音楽大学は学費が無料になっています。しかし、学期費として251.8€の支払いが必要となります。内訳は以下の通りです。
学生自治会63€
地域別ゼメスターチケット57.80€
全国共通ゼメスターチケット115€
大学スポーツ5€
AStA11€
1€=130円とすると1年間で約65,000円ほどかかります。
まとめ

いかがだったでしょうか?今回はリューベック音楽大学の情報をお届けしました。リューベックはハンザ同盟の中心として400年以上歴史を支えてきた商業都市です。赤レンガ造りの旧市街はユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
この記事が受験校を選ぶ際にみなさんのお役に立てば嬉しいです。また今回は受験申し込みに関する情報(必要書類など)は省いています。志望校が決定し、実際に受験する際はご自身で大学のウェブサイトを確認してみてください。
schönen Tag noch!